ヤコブセンの町を堪能する①ベルビュー地区へ

コペンハーゲンから電車で20分ほどに位置するベルビュー地区は、アルネ・ヤコブセンのデザインや建築を堪能できる場所。劇場やレストラン、その横に位置するリゾート型複合住宅の設計、さらにビーチの監視台やキオスク、更衣室などトータルで手がけています。

クランペンボーの駅からすぐ、目の前に広がるベルビュービーチ。

水色のラインが可愛らしい監視台。ビーチバレーのポールや
標識になっているポールも同じデザインで、ビーチ一帯の統一感があります。

1937年の作品、ベルビューシアター。大胆に曲線を取り入れた劇場。隣にはレストラン・ヤコブセン、そして集合住宅ベラヴィスタへと続きます。

海を望む集合住宅ベラヴィスタは、1934年竣工。モダニズムの先駆けといえます。各戸から海が眺められ、日差しを取り込めるよう、設計されています。

ベラヴィスタの隣にある集合住宅スーホルムは、1950年代に3期に渡って建てられたテラスハウスで、ヤコブセン自身も住んでいました。デンマークの伝統的な黄色いレンガを使用しています。こちらはスーホルムⅠ。

スーホルムⅡ。やはり各戸からの眺め、採光にこだわった造り。

スーホルムⅢ。レンガ部分が減って、さらにモダンな印象に。