Glogi! Glogg!!
「グロッキー」の語源になったといわれるグロッギは、クリスマスシーズンだけの特別な飲み物。フィンランドではGlogi、スウェーデンとデンマークではGlogg(発音はグルッグと言った方が通じたような…)。赤ワインにクローブやオレンジピールなどスパイスを入れて温めた、要するにホットワインなのですが、飲む時にアーモンドやレーズンを加えるのが北欧流。クランベリージュースなどをベースにしたノンアルコールタイプもある一方、さらにウォッカなどを入れたものも(デンマークのはアルコールが強いのだとか)。 お店によって、濃かったり甘かったり、味わいはさまざま。でもどこで飲んでもアーモンドとレーズンは必ず入っていました。私のお気に入りは、Fazer cafeのグロッギ。甘さとワインのバランスが絶妙でした。
ウィーン風カフェKRULLAではノンアルコールのみでしたが、なんとポットサービスで登場。アーモンドとレーズンは別の器に入れて上品に添えられ、なんとも優雅。いろいろな場所で試しましたが、こんなにたっぷり飲んだのは初めてでした。
家であの味を再現しようと、ハカニエミでグロッギ用スパイスを購入。さっそく試してみましたが、ワインに入れて温めるだけでは何か違う。IKEAで買ったリンゴンベリーの濃縮ジュースをたらしたところ、ヘルシンキの街で飲んだ味にぐっと近づきました。