三菱地所ホーム&松屋銀座『北欧流おもてなしのテーブルコーディネート術』セミナー

3月30・31日と有楽町にある三菱地所のレジデンス ラウンジで『北欧流おもてなしのテーブルコーディネート術 ヒュッゲな時間をご一緒に』と題したセミナーが開催され、テーブルコーディネートとトークを担当してきました。

今回のセミナーは三菱地所ホームと松屋銀座の共同開催。トークのメインゲストはデンマーク出身、元デンマーク大使館勤務で現在はデンマークデザインを日本に紹介するPRの仕事をされているナナ・ベンソンさん。ナナさんと対談のスタイルで北欧の暮らしやヒュッゲな時間の過ごし方、そして北欧流テーブルコーディネートのコツや楽しみ方をテーマにお話しました。

まずはナナさんから、コペンハーゲンのデザインミュージアムで現在も開催されている「Learning from Japan」展の説明が。この展示はデンマークのデザインがじつは日本から大きな影響を受けていることを紹介するもの。2015年からスタートし、大好評となって会期が延長されている話題の展示なんです。「昔はデンマークは日本からたくさん学んでいたんです。今は日本がデンマークから学んでいる感じでしょうか」

ナナさんが用意したコペンハーゲン郊外にあるという実家の写真が、素敵!シンプルで美しいザ・デンマークなインテリアを体現した部屋の写真には会場のみなさんもうっとりの様子でした。子どもの頃にも日本で暮らした経験のあるナナさんは日本語堪能、日本人の暮らし方にも理解が深く「デンマークではオープンキッチンの家が多いんですが、日本も昔のドラマを見るとオープンなキッチンが多くないですか?」と。確かに土間に炊事場って朝ドラなどでもよく見ますよね。

私からはコペンハーゲンでいつも滞在する”デンマークのお母さん”の家でのホームパーティや、北欧インテリアを取り入れている日本の自宅を例にご紹介。「デンマークのホームパーティって、本当に気軽ですよね」と言うと「じゃあ今度はあなたの家で、私が料理を持っていくからとか、そんな感じね。一緒に食事をするのが大事だから気軽なのが一番!」とナナさん。

テーブルコーディネートでは、そんな北欧の気軽なホームパーティをイメージしてオープンサンドのテーブルを作ってみました。チーズやレバーペースト、ニシンの酢漬けを入れる器などオープンサンドの定番メニューを用意して、ステルトンやケーラーといったデンマークを代表するブランドのテーブルウェアや花器に、Shop Stickaの北欧ビンテージを組み合わせています。デンマークといえばチークやローズウッド素材を使った木製家具が有名なのでブレッドボードやサラダボウル、カトラリーにはウッドの器をピックアップしてみました。

個人的に気に入っているのが、このパン置き。デンマーク製で、オープンサンド用の黒パンを並べるのにぴったり!カラフルなペーパーナプキンを混ぜて置いてもいいかもしれません。

こちらのテーブルはコーヒータイムをイメージ。春らしいピンクとイースターの黄色をベースに、デンマークを代表するデザイナー、イェンス・クイストゴーのカップ&ソーサーやプレート、同じくデンマークの国民的デザイナーのビョルン・ヴィンブラッドがイラストを描いたコーヒー缶などを合わせてみました。北欧伝統の刺繍のクロスは斜めがけにするとテーブルのサイズを選ばず使いやすいのです。こちらにもケーラーの花器やキャンドルホルダー、ステルトンのティーポットをプラス。

スライドトークの後はテーブルコーディネートを囲んで、ナナさんとヒュッゲにかかせない味や、器の使い方などをご紹介しました。

実際に手にとっていただいたり、メニューについて質問が出たりと和気あいあいとした時間になりました。

今回テーブルコーディネートに使って、やっぱりいいなあ〜と思ったのがケーラーの花器。ケーラーはデンマークの家庭やレストランなどでもよく見るブランドで、花を活けていない時にはオブジェとしても美しいのです。欲しい。ケーラーは、ちょうどこの3月末から松屋銀座のスキャンデックスで取扱いがスタートしています。ちなみに右にある花は、ステルトンのピッチャーを花器のかわりに使用したらちょうど良いサイズでした。スキャンデックスの店舗には今回使用したケーラーやステルトン製品をはじめ、ジョージ ジェンセンやイッタラなど北欧ブランドのアイテムが揃っているので北欧デザイン&インテリア好きの方は要チェックですよ♪

ご参加のみなさまにはコーヒーとデニッシュをお出しして、ヒュッゲなひとときを一緒に楽しんでいただきました。テーブルの上には拙著『北欧のおもてなし』も。私が北欧で出合ったホームパーティのアイデアやテーブルスタイリングを紹介しています。

お客さまにお出ししたデニッシュと、テーブルコーディネートに使った黒パンは、松屋銀座に入っているBREAD STORYで調達。アンデルセン系列のお店でオープンサンドにぴったりの本格的なライ麦パンや穀物パンを常時揃えてある!これは北欧的な黒パンが好きな人(私)には嬉しい。デンマークで朝食に食べるモルゲンブローと呼ばれる白パンをイメージして、ハイジの白パンのような丸いパンも使ったのですが、キタノカオリを使ったこの白パンも、とってもおいしいんです。

今回、ナナさんと話していて勉強になったのが、この写真手前にあるボードのこと。デンマークにはこうした平たい板のようなお皿(?)がよくあるのですが正式名称は”スモーボード”というのだそうです。スモーはスモーブロー(オープンサンド)のスモー。デンマーク語でバターを意味しますが、パンの上に具材を広げるという意味もあります(英語で言うspread)。「普通のお皿はカーブがあるからバターが塗りにくいでしょう?」とナナさん。そう、バターを塗ったり、オープンサンドを作るための専用のボードなんですね。

モダンですっきりとしたデザインが好きなナナさんと、柄モノのテキスタイルやビンテージ食器が好きな私とで、それぞれインテリアの好みは違いつつも「ヒュッゲにおいしいものはかかせない」「旬の味が最高」「ホームパーティは気軽に集うのが一番」といった意見は一致。オープンサンド用ボードの話をはじめ、ナナさんとのトークは私自身もとても勉強になりました。住まいや毎日の暮らしに取り入れやすい北欧のアイデアを学ぶセミナー、またできたらいいですね!

三菱地所ホームでは「ヒュッゲ」をテーマにしたモデルハウスもちょうどできたばかりだとか。北欧らしい住まいづくりやリフォームを考えている方は参考にしてみてはいかがでしょう。

また松屋銀座では、デンマークを代表する家具メーカー、カール・ハンセン&サンによる特別展示がスタート。早速行ってきたというナナさんも「とってもおすすめ!デンマークらしい空間が感じられますよ」とのこと。展示は5月29日(火)まで。北欧家具を実際に見てみたい方、デンマーク的な空間づくりを考えている方はぜひこちらも合わせてどうぞ。

そして北欧式のおもてなしやホームパーティのアイデアをもっと知りたい!という方は、ぜひぜひこちらの本も読んでみてくださいね!


北欧のおもてなし

森 百合子 著
¥1,600 + 税(2015年9月29日発売)
出版社 主婦の友社 

我が家の黒猫ウニさんが案内役で北欧のおもてなしについてご紹介しています。