北欧へ行くのにどれくらいかかる?お金と時間

2024年3月追記:だいぶほったらかしておいたこのページですが、最近また見られるようになってきたので現時点での情報を追記します。

まず飛行時間ですがヘルシンキ便は、ロシア上空を迂回することにより+約3時間となり、飛行時間は13時間ほどとなっています。コペンハーゲンへのSAS直行便も+1時間で12時間半ほどとなっているようです。

そしてコロナ禍、燃料費上昇で、飛行機代もだいぶ上がりました。2024年春〜直行便で調べたところ往復で安くても16万〜20万ほどにはなる見込みです。昨年、一昨年は往復30万〜40万円以上も当たり前だったので、少しは落ち着いてきているかなと思いますが…

ホテル代も都市部はだいぶ高騰していて、そこそこの立地だとシングルでも1万円代後半はあたりまえ。現地の物価高や為替も含めると、滞在費もかつての1.5倍〜2倍くらいかかるような体感です。それでも旅行ニーズは2023年からだいぶ高まってきて、北欧のパッケージツアーもさまざまに出てきています。

以下は、コロナ以前に書いた記事になります。
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北欧を旅するのにどれくらいの時間と予算が必要かは、気になるところですよね。まずは時間について。

日本から北欧への直行便は、フィンエアーとJALのヘルシンキ便、スカンジナビア航空(SAS)のコペンハーゲン便があります。飛行時間はヘルシンキまでが約10時間20分。コペンハーゲンまで約11時間35分。
北欧と聞いてすごく遠いイメージをもつ方も多いのですが、ヨーロッパの中では日本に近い方なんですよね。

航空会社の比較についてはこちらをどうぞ→ 北欧へ行く時の、航空会社の選び方。フィンエアーとSAS、どっちがイイ?

ちなみに空港からのアクセスについて。コペンハーゲンは空港から中央駅まで、電車でわずか15分ととても便利!
空港から電車へのアクセスもラクですし、他国をまわる際にちょっと立ち寄り……というのもしやすいです。 
ヘルシンキから町中へのアクセスは地下鉄で約30分、路線バスで約45分、空港バスで30分ほど。地下鉄は空港から少し歩くので荷物の多い方は要注意。

滞在期間は目的によっても異なりますが、街歩きなら現地滞在3日ほどあればかなり楽しめると思います。フィンランドのヘルシンキやノルウェーの首都オスロはこじんまりとしているので、パックツアーの旅程などを見ると滞在半日〜1日ということも。でも個人的にはどの首都も3日くらい滞在できたらデザイン、自然、街歩き、グルメ、ショッピングと楽しめていいのではと思います。

さてお金の話ですが、飛行機代はシーズンでぐっと変わります。
私の経験では、これまで一番高かったのは7月に行った時で、SASの直行便で17万円ほど(2005年当時。まだサーチャージはそれほど高くありませんでした)。7月といえば日本も北欧も観光シーズンなのでどうしても高くなりますね。

一方で一番安かったのが10万円ほど。12月の中旬で、クリスマスより少し前の時期です。オフシーズンであれば、12万円くらいで買えたらいいかなあ、というのが個人的な目安です。

滞在費ですが、北欧は激安のユースホステルなどはあまりありません。都心部のホテルというとシングルで10000円〜はかかります。私は通常ダブル/ツインで15000円〜18000円を目安に探します。もちろんもっと安いホテルもありますが、滞在時間を有効活用できるようアクセス重視で選ぶようにしています。オスロやレイキャヴィクは北欧でもとくに物価が高いのでさらに高くなることも。

節約するとしたら食費ですが、外食は高くつきます。日本と違い、外食文化がそれほど展開していないのです。安くすませるにはスーパーマーケットや市場の惣菜などをテイクアウトするのがおすすめ。キッチン付きのアパートメントタイプの宿泊施設にして軽く自炊するのもいいかもしれません。冷凍食品も案外おいしいですし、伝統の味も冷凍食品にありますよ!

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2024年3月に、ひさしぶりに旅の本が出ました。今回は文庫本で、初めての北欧旅行から、2023年の最新の旅の話まで、わたしの気に入りの町の歩き方、美術館の楽しみ方、現地の人々との交流、蚤の市の風景、森や自然で過ごしたこと、おいしい北欧の味の記憶などについて書いたエッセイです。


探しものは北欧で
森 百合子 著
¥800 + 税(2024年3月9日頃発売)
出版社 大和書房(だいわ文庫)

読んで旅する「よんたび」文庫からの刊行です。旅が遠く感じられる日々でしたが、まずは本から北欧の旅を楽しんでいただけたら嬉しいです!

北欧各都市の見どころを紹介する『3日でまわる北欧』シリーズでは、より具体的におすすめの店やスポット、安く食べられる場所なども紹介しています。こちらはコロナ禍前に作った本なので現状と異なる部分もあるかと思います。写真多めで雰囲気は楽しめると思いますので、旅のおともやプランニングの際に、ぜひどうぞ!