フィンランド・ファッション2018

9月5日・6日にフィンランドのファッションブランドを紹介する展示会が渋谷CASTで開催されました。フィンランドというと建築やインテリア、プロダクトデザインの印象が強いですがファッションも盛り上がっているのです。日本での展示会は数年前から開催されていて、既に人気のブランドからまだ日本に進出していないブランドまで、デザイナーやCEOが来日して、ブランドの魅力を伝える機会になっています。


会場に入って一番に目に入ってきたのがここ、VIAMINNET。リサイクルレザーを使用したアクセサリーや服飾雑貨を作っていて、羽のピアスが可愛い!

CEOのミンナさんと、デザイナーのお二人。身につけるとさらに可愛い!カッティングの入ったレザーシートは何をするものかと思えば、こうして羽織るんですね。アクセサリーも可愛いけれど、あなたたちが可愛い。
実際に触ってみたのですが、レザーが柔らかくてとっても軽い!存在感があるけれど、つけているのを忘れるくらい軽いんです。

お隣のブースでも可愛いピアスを発見(はい、ピアス好きです)。こちらのブランド、VALONAではフィンランドを代表する木材、白樺を使ったアクセサリーや、ヒンメリなど部屋の装飾用アイテムを揃えます。トナカイにヒンメリ型のピアス、フィンランドLOVEな感じがいいですねー。


デザイナーのエリナさん。手に持っているトナカイネックレスも、身につけている小さな輪っかが連なったネックレスも白樺素材です。つけてみるとモダンな印象で、どんな色の服にも合わせられそうです。
ヘルシンキのお店について話していたら……なんと『3日でまわる北欧 in ヘルシンキ 改訂版』で紹介していたMadebyに入っているブランドの一つでした!
Madebyはフィンランドのデザイナー達が共同で運営するショップで、服飾雑貨やインテリア用品などさまざまに揃っていて、フィンランドファッションやローカルなデザインを見たい人におすすめの場所なのです。

こちらは昨年の展示会で知って気になっていたブランド、HÁLO。写真に写っているデザイナーのユッカとマルタは北極圏の街、キッティラの出身。北極圏に暮らすサーミ民族の衣装にインスパイアされたシリーズや、北極圏の冬に訪れるカーモス(極夜)をテーマにしたシリーズなど、彼らならではの世界観が目を引きます。
写真右のマルタが着ているレイダルシリーズは、キッティラ出身の著名な画家、レイダル・サルストニエミの絵画から作られたシリーズ。「東京のどこかのプリンスホテルにレイダルの絵が飾られていると聞いて、今回は探してみようと思うんだ」とユッカ。今年11月にはヘルシンキにショップを構えるとのことで、楽しみです。


そしえフィンランドを代表するファッションブランドといえばここ、Ivana Helsinki。今年20周年を迎えた人気ブランドで、デザイナーのパオラ・スホネンが子ども時代を過ごした70年代風のデザインをはじめ、ムーミンやマトリョーシカシリーズなどポップでどこか尖ったデザインが魅力。ファッションだけでなくインテリアの分野でも注目を集めるリーディングブランドです。
9月19日から青山スパイラルではイヴァナの20年を振り返る回顧展も開催しています。ちなみに『3日でまわる北欧 in ヘルシンキ 改訂版』の表紙になっているヘルシンキのホテルは、パオラがデザイン監修を務めています。そういえば来年3月に飯能にオープンするムーミンバレーパークの制服も、イヴァナ・ヘルシンキが手がけると先日発表がありましたね。

そこはかとなく漂うヤンキー臭。こんな不良っぽいノリもあれば、ガーリーなパターンも得意なんですよね。

レトロシックな花柄プリントが目をひいたUHANA DESIGNはタンペレ発のブランド。

上質なレザーバッグを展開するMOIMOI

他にも既に日本に進出している人気バッグブランドLUMIの新作や、上質なカシミアやコットン製品を作るArelaなど気になるアイテム、ブランドが並んでいました。
会場ではフィンランドのクラフトジン、KYROのカクテルや軽食がふるまわれていました。



ほおずきが飾られた一品。なんだろうとよく見たら、ミニ・カルヤランピーラッカでした!