映画『たちあがる女』公開にあわせてアイスランドの国民食が発売!

さて先日アイスランド映画『たちあがる女』公開に先駆けて、アイスランド大使館では試写会と合わせてユニークな催しがありました。
映画『たちあがる女』のレビューはこちらから →3/9(土)公開!男女平等の国が描く、フェミニズムを超えた女の映画『たちあがる女』

エーリン・フリーゲンリング駐日アイスランド大使のご挨拶で始まり、試写後には、バンドとともに本作のアクセントとなっている合唱つながりで、合唱団「あされん」のみなさんによるアイスランド国家やアイスランドの歌が披露されました。

いつもおしゃれなエーリン大使。北欧ロイヤルファミリーのおしゃれ番長はデンマークのメアリー妃ですが、駐日北欧大使館のおしゃれ番長はエーリン大使です。

合唱団の「あされん」さん。それぞれ仕事をしながら、その名のとおり、朝練で合唱を続けているのだそうです。公開初日にはYEBISU GARDEN CINEMAで合唱を披露されました。

そして映画と合唱を楽しんだ後は、アイスランドを代表する乳製品、スキールの試食会へ。スキールとはアイスランドの国民食ともいうべき食品で、ヨーグルトのような見た目ですが、分類としてはチーズにあたります。旨味がぎゅっとつまった味わいと食感ながら低脂肪で口当たりさっぱり。アイスランドでは1000年以上前から食べられている伝統食で、昨今はスーパーフードとしても注目されています。ノルウェーやデンマークなどでも浸透しつつあり、日本にも上陸が噂されています。

乳製品大国の北欧でこれまでさまざまな味を試してきましたが、アイスランドのスキールはとくに推したい味。アイスランドのスーパーマーケットに行くと、さまざまな味のスキールが並んでいてレイキャヴィク滞在時には毎朝食べていました。

今回の試写にあわせて用意されたスキールは、大分の久住高原にある久住高原菓房いずみやさんから取り寄せたもの。なんと「たちあがる女」公開にあわせてスキールを発売するとのことでした!


いずみやの店主、佐藤さんはアイスクリームを作る過程で出る低脂肪乳をなんとか再利用できないかと考え、そこから生まれたのが『KUJU’S SKYR』。試行錯誤の末にたどり着いたという味は、アイスランド大使から本場の味とお墨付きをいただいたそう。

確かに本場の味でした!おいしかった〜!佐藤さんをお見かけした時、「アイスランド大使館に内田裕也がいる…!」と思ってしまったのですが、スキール作りについてお話する佐藤さんはとてもキュートな方でした。もともとチーズ作りが趣味で、アイスランドに行ったこともスキールを食べたこともないのに作り始めちゃったというエピソードも面白いですが、それでアイスランド人も驚くクオリティに仕上げてしまう職人魂もすごい(まんぺいさんか?)。スキールと一緒に出されていたベリーやかぼすのジャムがまたおいしかったんですよね〜。聞けば久住高原はアイスランドと自然の姿が似ているそう。日本のアイスランドへ、いつか行ってみたいなあ、なんて思う夜でした。くずみさんのオンラインショップではスキールも注文可能。映画『たちあがる女』とともに、ぜひ日本発のアイスランド食、スキールも試してみてくださいね!