レトロな大人の遊園地、チボリ
1843年開園、世界で2番めに古い歴史をもつ遊園地、チボリ
(ちなみに世界一古い遊園地は、コペンハーゲン近郊にあるバッケン)。
ルネ・ラ・ルーのアニメ「ファンタスティック・プラネット」を彷彿とさせる、
ちょっとグロテスクさも感じさせる有機的なデザインが満載。
レトロといえば聞こえはいいけれど、人によってはボロいと言うかもしれない、
そんな浅草花やしきのような場所です。
じつは最初は「記念に行っておこう」くらいの気持ちだったのですが、
そのちょっと悪趣味なおとぎの国の雰囲気にすっかり魅了されてしまい、
コペンハーゲンを訪れるたびに足を運んでしまいます。
遊園地とはいうけれど、アトラクションを楽しむというより、
この時間が止まったような空間を楽しんでいる人たちもたくさん。
4〜9月のみの開園で、冬期はクリスマスのみオープン。
クリスマスには大きなマーケットが立ち並び、レストランではクリスマス料理も提供。
6〜8月の夏期は開園時間が少し延び、夏の一日をたっぷりと楽しめます。
園内各所にステージがあり、夏の間はライブやショーも盛りだくさん。
7月に行われるコペンハーゲンジャズフェスティバルの会場にもなります。
今年の開園情報や園内でのイベント情報はHPからどうぞ。
http://www.tivoli.dk/
(2012年12月更新)
少し日暮れてからの方が、そのレトロなデザインが引立ち、ボロさも目立たずにいい雰囲気を楽しめるのでは。
オリエンタル趣味も随所に見られます。ちょっと間違ってたりしますが。
チボリ公園の創設者かと思っていたら、屋外ステージで初めてパフォーマンスをしたピエロの銅像だそうです。
車にもペイントされています。コワイ。
昔ながらの雰囲気が可愛らしいカフェやアイスクリームショップも。
昔のポスター。
おみやげ屋さんで見つけたチボリグッズ。なかなか可愛いのです。
夜になってまたぐっと雰囲気が変わります。
コペンハーゲンジャズフェスティバルの会場の一つでもあり、ライブも行われます。
9月に訪れた際にやっていたフィッシュ・フェスティバルでは
デンマーク各地から集まった魚介料理を楽しめました。
2005年来訪の際、ちょうど行われていた「アンデルセン生誕200周年」イベント。
みにくいアヒルの子や裸の王様、マッチ売りの少女などアンデルセンの登場人物があちこちに。
クリスマスのチボリも素敵です。