北欧のおいしい乳製品 1

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北欧に行くと、乳製品の豊富さに驚かされます。牛乳だけでも乳脂肪の割合が違うもの、
オーガニックなどなどたくさんの種類があります。
そういえば夜に搾取した乳から作られるヨーマイトは日本でも話題になりましたね。
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牛のマークで有名なスウェーデンのArla社は、ストライプの色や太さで乳脂肪率やオーガニックなど
製品ごとの個性がわかるようになっています。
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フィンランドのメーカー、valio社の牛乳パックデザインにはムーミンが登場したり、
シーズンごとに異なるデザインが楽しいです。
ちなみに日本でもおなじみ、三角形のテトラパックはスウェーデンの発明です。
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北欧らしい乳製品といえば、フィンランドではヴィリ、スウェーデンではフィルとよばれる発酵乳製品。
一見ヨーグルトのようですが、酸味のある味とドロリとした粘り気のある食感が独特。
牛乳と同じようなパッケージで並んでいるので、一度知らずに買ってびっくりしたことがあります。
(冒頭の写真は、牛乳と思って買った発酵乳。バナナフレーバーでした!)
ヨーグルトとは異なる乳酸菌で発酵させている発酵乳。日本の食卓ではあまりなじみがありませんが、
北欧では牛乳と一緒にシリアルにかけたり、砂糖やベリーをまぶして食べたりする他、
製菓材料や料理の風味づけとしてよく使われるようです。
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フィンランドのピーマも発酵乳の一つ。フィンランドのパン作りにも活躍します。
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ピーマを使ったパン、「ピーマリンップ」。
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その名も「Onaka穏」。日本のビフィズス菌を使った発酵乳だとか。
お腹にやさしいですよ、というアピールのよう。
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アイスランド生まれの発酵乳、スキールはノルウェーでも大人気。
のびーるアイスのような食感。
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スウェーデンで絶大な人気を誇るのが、飲むヨーグルトyoggi、ヨギ。スウェーデンの友人によると、
子供の頃ピクニックに行くとクラスメートの半分以上がヨギを持ってきていたとか。
確かにキャップ付のプラスティックボトルは持ち運びできて、とっても便利。旅行中も重宝します。
ヨギの登場により、飲むヨーグルトのマーケットが拡大した、というほどのヒットアイテムなのです。
その人気を支えているのが、ポップなボトルデザイン。2002年にExcellent Swedish Design 賞を受賞しています。
真ん中の丸は、イチゴなら赤、ブルーベリーは紫…と味をイメージさせる色で描かれています。
北欧のおいしい乳製品 2 に続きます。