Artekの名作、新作。アアルトはやっぱりモダンだ

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いよいよ明日から東京デザインウィークがスタート!という23日の夜、カール・ハンセン&ソンの後にシボネ青山で開催されるArtekの展示をハシゴ。
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新作カアリと、ヘルシンキのセカンドサイクルから届いたスツール60などアルテックの新旧作品が一緒に展示されています。
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しかしこうして見るとスツール60のモダンなこと!左にあるカアリと80歳もの歳の差があるなんて思えない。
ちょうどカール・ハンセンの後に寄ったこともあり、北欧家具デザインとひと口に言っても全然違うなあと改めて思いました。フィンランド(とくにArtek)は限りなくシンプル、大量生産向き(=普及しやすい)、デンマーク家具には職人の技なしには生まれない工芸作品のような美しさがある。スウェーデンやノルウェーのデザインはデンマークと通じる部分も多いのですが、フィンランドはそこからはちょっと遠い。彼らが「フィンランドは北欧じゃないもーん」とからかうのも少しわかる気がする。北欧諸国として共通する背景もあり、どちらのデザインも「シンプルで機能的」を掲げているけれど、アウトプットされるものがこうも違うのねというのは面白い。ハシゴして良かった。
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アアルトがデザインした家具の本や、当時の設計図も展示されていました。この本、スツール60以前のアアルト作品も載っていて興味深い。アアルトというとモダンでシンプルだけれど、そこにたどり着くまでの違う顔がのぞけそう。
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フィンランドといえばラパンクルタで乾杯!
展示は青山シボネにて11月3日まで。
ちなみにArtekは今年創業80周年!この後も新宿のデザイセンターOZONEなどで企画が続きます。アアルトファンとしてはもう〜楽しみ♪