おうちで北欧 ④北欧インテリアの世界にひたれる本

おうち時間が増えた今、ついついSNSを見すぎてしまったり、ニュースを追いすぎてしまって、疲れてしまうことも。考えること、声をあげたいこと、やりたいこと、いろいろありますが、それには自分が元気でないとね。ということで、今日は普段、私が気分転換にしていることについて。

私は人のおうちを見るのが好き。北欧を旅していても、チャンスがあれば人の家におじゃまするのを楽しみにしています。日本にいても、現地の住まいをのぞける雑誌や本があると手にとってしまいます。なかでもオールタイムフェイバリットがこれジュウ・ドゥ・ポゥムさんの北欧インテリア本シリーズ。私のインテリアのバイブルです。

この機会に断捨離したり、部屋の片付けをしよう!という方は、きっと多いですよね。私もです。家にいる時間が長くなるなら、部屋の居心地をもうちょっと良くしたいと思いますよね。我が家はこれまでリビング・アトリエ・キッチンと3回にわたって少しずつリフォームをしているのですが、いつもリフォーム前、リフォーム中はポム本でイメトレです。

スウェーデン・フィンランド・デンマークのアパルトマンやアトリエ、キッチンにフォーカスした一冊もあれば、子ども部屋のシリーズも。「私はやっぱりストックホルムのスタイル好きだわ」と思ったり、「コペンハーゲンはすっきりモダン系が多いな」とか、「フィンランドはテキスタイルの色のコントラストが鮮やかだ〜」とか比べ読みするのも楽しいです。

そして眺めるうちに、自分の好きなスタイルが見えてきたりする。この本に登場しているのはアーティストも多く、ページをめくってもめくっても、どの部屋も可愛い!!のですが、繰り返し見ているうち、いつも目にとまるページがあったりする。で、考えてみるわけです。どの部分が好きなのかと。キッチンキャビネットの色がいいとか、こういう風にカトラリーを入れておきたいとか、具体的に取り入れられそうなアイデアに付箋を貼ったりもします。逆に、とっても素敵だけど自分の部屋向きではないな、と気づくこともあります。それがわかってくると、いざ家具や食器を買おうという時に役立つんですよね。実際にリフォームをする時も「何を優先するか?」がクリアになったりして。ちょっとファッションと通じる部分もありますね。機能も大事、似合うかも大事、でもやっぱり自分がどんな色、形、雰囲気が好きかを知るのがとっても大事だなと。この作業が私は大好きで、しばし心のザワザワを忘れるんですよね(そしてなかなか現実に戻ってこれなくなることも 笑)。

Scandinavian RETRO
もうひとつのバイブルがこちら。スウェーデンの出版社が作る、北欧レトロデザイン専門誌。主に40〜70年代食器や家具、テキスタイルにフォーカスし、デザイナーやシリーズの特集を組んだり、おうち訪問企画もあり、ビンテージデザイン好きには垂涎ものの世界。スウェーデンやデンマークではコンビニでも売っている雑誌で、日本から取り寄せもできます。

これも繰り返し手にする、お気に入りの本。『北欧フィンランドのヴィンテージデザイン』は、キッチン道具、家具、照明、テキスタイルの紹介とともに、どうして名作デザインが生まれたのか?といった背景も詳しく書かれていて面白いです。『Fine Little Day』では、もともとインスタグラムから火がついた大人気デザイナー、エリーサベット・デュンケルの日々の暮らしやアイデアがのぞけます。彼女のインスタや本は、眺めていると心が落ち着くんですよね。

気分転換にもなるし、新しいインテリアのアイデアがひらめくことも。どの本も繰り返し、いつまででも眺めているお気に入りです。

*********************************
北欧BOOKからも本のおすすめ。上記で紹介したジュウ・ドゥ・ポゥムさんとはその後、北欧のライフスタイルや旅で見つけた物を紹介する本を一緒に作るようになりました。こちらは思い入れのある最初の一冊。北欧のレトロデザインを愛する人々の家やお店、ファッションや音楽などを紹介しています。私のテキスタイル師匠とレトロファッション師匠の家も登場しています!

北欧レトロをめぐる21のストーリー
森 百合子 著
¥1,600 + 税 出版社 主婦の友社/ジュウ・ドゥ・ポゥム編