ムーミンのルーツを追う、ムーミン谷博物館へ

色鮮やかなトーベ・ヤンソンの原画たち
ムーミンの原作者、トーベ・ヤンソンによる原画や
ムーミン谷のジオラマなどが楽しめます。
実際に足を運んで思ったのは、子供向けというよりも、
大人こそ楽しめる空間では!ということ。
薄暗い館内に小々ヨレっとしたムーミン人形が置かれ、
ムーミンの原作に近いムードが味わえます。
館内は写真撮影禁止なのですが、
こんな感じの人形がおりました。

この写真は、アラビア博物館でやっていたムーミン展で撮ったもの。
日本ではムーミンのアニメが有名ですが、
トーベ・ヤンソンによるオリジナルの
ムーミンワールドが堪能できます。

ショップも充実していて、
上記のような色鮮やかな絵本からコミック本、
グッズ類などさまざまに揃っています。
中央図書館の取り壊しに伴い、2012年11月に閉館。
2013年1月よりタンペレ市立美術館へ移動するとのこと。
最新情報はコチラから
タンペレ市 ムーミン谷博物館
http://muumilaakso.tampere.fi/
4件のフィードバック
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[…] 横浜そごう美術館で開催されているトーベ・ヤンソン展へ行ってきました。今年はトーベの生誕100周年で『Tove 100』と題し、本国フィンランドはもちろん世界各地で記念イベントが開催されています。その目玉の一つがヘルシンキのアテネウム美術館で行われていたトーベ・ヤンソン展で、いよいよ10月から日本での巡回展が始まりました。 展示は、トーベがデビューを飾った風刺雑誌ガルムのイラストにはじまり油絵の数々、ムーミンの原画までその多才ぶりを網羅した内容で舞台衣装のスケッチなど珍しい作品もありました。中でも印象的だったのがルイス・キャロル作『不思議の国のアリス』の挿絵。以前ネットの情報でトーベ版アリスがあると知って以来、ずっと見たかったので感激!トーベが描いたチェシャ猫やトランプの衛兵達には時間を忘れて見入ってしまいました。 戦時中にガルム誌で描いていた風刺画の数々も圧巻。ヒットラーやナチスを題材に、この時代にここまで描けたのか!と驚くばかり。そしてガルムといいアリスの挿絵といい、色彩が素晴らしい!どちらもネットや本などで目にしたことはあったのですが、やっぱり原画って全然違いますね……。「どこへ行ってもついてくるムーミン人気にうんざり気味のトーベ」なんていう風刺のきいた作品もありました。 ムーミンもアリスも、トーベの描く世界は美しいけれどどこか寂しさや怖さがあります。アリスがウサギ穴を落ちていく絵なんて見ていると不安になってきます。でもそんなダークともいえる世界観こそがトーベの魅力なんですよね。自然を敬い、目に見えない何かを信じる。トーベ・ヤンソンって、水木しげるに似てるなあと思っているのですが……やっぱり似てると思いました(笑。ムーミンも鬼太郎も子供の頃から親しんでいるけれど、大人になって物語の深さや絵の美しさに改めて気づかされるところも似ていますね。昨今のムーミンブームでもうお腹いっぱいという方にも強くおすすめしたい展示内容ですよ! フィンランドへ行く方には、トーベ作品を多く所蔵しているタンペレにあるムーミン谷博物館もおすすめです(来年までは日本巡回でだいぶ作品がなくなっていると思いますが!)。2013年に現在の場所へ移動する前のムーミン谷博物館を訪れた記事はコチラ。 トーベ・ヤンソンが夏を過ごした家を再現したコーナー。ノルウェーのホウロウメーカー、キャサリンホルムのやかんが。60年代を代表するデザイン……ということで置かれていたのかどうか? トーベとムーミン谷の仲間たちと記念撮影できるコーナー。 思わず買ってしまいました。ガルム誌時代の、まだあまり可愛くないムーミンのハンコです。ハンコは日本での展覧会限定グッズで、たくさん種類がありました。 これは今年5月にフィンランドで撮った写真。お菓子メーカーFazer社の広告のためにトーベが50年代に描いたイラストが使用された今年限定のアイテムなんですが、右側の青いトレーは展覧会の物販コーナーにありましたよ! ***トーベ・ヤンソン展 ムーミンと生きる*** 横浜そごう美術館は〜11/30(日)まで。 北海道・新潟・北九州・大阪と巡回が決まっています。 詳細はこちらから トーベ・ヤンソン展の日本でのスタートをお祝いしたフィンランド大使館でのパーティはコチラ。 限定アイテムの他、ムーミンやトーベ関連本も多数揃っていて『不思議の国のアリス』も発見!トーベ版アリスの世界を旅しながら、トーベ・ヤンソン展の余韻に浸ろうと思います。 […]
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