ミッケラー主催のビアフェス、MBCT2018に行ってきた!

行ってきました!MBCTこと、ミッケラビアセレブレーション in トーキョー。MBCTとは世界のビールファンに愛されるデンマーク発のクラフトビールブランド、ミッケラーが主催するビアフェスティバルです。もともとコペンハーゲンで始まり、伝説を生んでいるビアフェスが、ついに東京で開催されたのでした!会場は明治神宮野球場の一角です。

本国でのイベントの様子はこちら →デンマークからクレイジーなビアフェスがやってくる!MBCT2018ってどんなイベント?

2日間に渡り、各日2セッション(1セッションは3時間半)、合計4セッションが行われるMBCT。ミッケラー創始者のミッケル・ビャーウス氏が選んだ世界の注目ブルワリーが参加しています。

各セッションごとにチケットを購入するのですが、全セッション通しで楽しめて、さらにプレミアム特典のついたゴールドチケットがあります。特典のひとつが一般開場の20分前に入れること。混雑する前に話題の味をあれこれ試せるというわけです。

つまり、一般オープン前の、この時間帯にビールを飲んでいる人々は、世界中から集まった本気のクラフトビール猛者たち。ミッケラーファンの中でも筋金入りの人たち。

この笑顔。左の人が着ているのはコペンハーゲンの2017年バージョンのTシャツですね。こうして自分の推しブルワリーのTシャツを着ているのを見るのも、また楽しいもの。

日本が誇るミッケラーギークの浅井さんも発見。ミッケラーをこよなく愛する浅井さんは、本場デンマークはもちろん世界中のミッケラーを制覇している強者。ヨーロッパ、アメリカ、アジア各店、とにかくオープンすれば現地に足を運び、北欧ではデンマーク各地のミッケラーはもちろん、アイスランドのレイキャビク店、さらにフェロー諸島にも行っちゃってるんです。浅井さんのミッケラー詣での様子はインスタmikkellergeekjpで追えます。

浅井さんが身につけていたのは、もちろんミッケラーグッズ。ミッケラーのビールで模様をつけた3万円くらいする高いスニーカーも履いていました!これ、数年前にコペンハーゲンで販売されているのを見ましたが、実際に履いている人は初めて観ました。

ちなみに私はスウェーデン、BrewskiブリュウスキのTシャツです。新刊『3度めの北欧 スウェーデン西海岸、空とカフェの日々』でも紹介しているブリュウスキ。醸造家でありオーナーのマーカスさんはミッケルの盟友でもあり、ブリュウスキは私のいま一番の推しビール。日本ではまだ、なかなか飲める機会はないのでMBCTへの参加は嬉しい限り!

そしていよいよ一般オープンです。すごい人です!走る!みんなお目当てのブルワリーを目指して走る!!

私も、浅井さんからおすすめされたベルギーのブルワリー、ボーケレイダーへ。あっという間に行列ができている!!

ボーケレイダーはここ数年、とても人気のあるランビックというスタイルのビール。この味は、世界でも数カ所でしか飲めないそうです。

もうひとつ行列がすごかったのが、ガレージプロジェクト。ここのビールは2層になっていて黄色は柚子のフレーバーで、赤がラズベリー。これはまさにインスタ映え〜〜。実際、会場ではスマホで写真を撮っている人に「それ、どこで飲めますか」と聞いた人がまた列に並んでいく……そんな光景が続いておりました。見た目だけでなく、フルーティ&フルーティな組み合わせが、とてもおいしかったですよ!

天気も良くて、最高の雰囲気です!

会場ではこれまでミッケラーや、各種ビールイベントで会ったことのあるビアギーク(ビールオタク)な人々に再会しました。彼らに言わせるとMBCTはハズレがない。そして醸造所の人たちが来日して直接ビールをサーブしているので、ビールづくりや彼らの哲学や考え方について話せるのがいい!とのこと。

ミッケラー・ランニングクラブのブースもあります。ランニングクラブとは毎月第一土曜日にミッケラーに集合してみんなで走って、走り終えた後は一杯無料でビールが飲めるユニークなクラブ。もともとミッケルさんがビールをおいしく飲みたくて始めたもので、今では世界各地のミッケラーバーで発足しています。ビール好き、ラン好きが交流できる場であり、まさかのMBCTにも参加。ビールを飲む前には走らないと気がすまない人たち。

ミッケラーはアメリカのNYやサンディエゴ、コペンハーゲンのバグハウンにある醸造所など、世界各地から出店。同じミッケラーといえど、醸造所が違えば作る味も違うのです。

日本のバーにも流通してきたノルウェーのラルヴィーグや、スウェーデンのオムニポロも安定のおいしさです。オムニポロの看板商品のひとつ、アイスクリームフレーバーのビールはやっぱり大人気!

デンマーク、フレドリクスダールのチェリーワインも発見!

フードブースには富ヶ谷のサケボウズさんを発見。斬新な食材の組み合わせで、日本酒とのマッチングが素晴らしい、人気のお店です。ミッケラーのビアフェスは本国でもフードメニューが充実していたのが印象的だったのですが、やっぱりおいしいビールにはおいしいフードを合わせたいですよねえ!

さらにオニバスコーヒーとスウェーデンのKOPPIのコラボブースもありました。これも本国と同じで、最初は「ビアフェスでコーヒー?」と驚きましたが、コーヒーでひと息つけるのって案外とありがたいのです。クラフトビール好きと、スペシャルティコーヒーが好きな層ってかぶっていますしね(私もそのひとり)。

北欧を代表するスペシャルティコーヒーのKOPPIから、バリスタ&ロースターのアンとチャールズがMBCTに合わせて来日していました。この2人も『3度めの北欧』で取材させてもらっています。じつは私はKOPPIに行きたくてヘルシンボリへ行ってしまった、というほど大好きなお店なのです。

会場ではMBCTグッズや、ボトルや缶のクラフトビールも販売。デンマークのトゥーオル社のヒュッゲビールもありました♪

日が沈んでからの雰囲気も素敵。ちょうちんが並んだ景色は、日本のお祭りのよう。

さて、いろいろとレポートしてきましたが、最後にまとめです。
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MBCTのここがすごい

・どのビールもおいしい。一度にいろいろ試せる
・ビールファン注目のブルワリーから醸造家が来日して、直接ビールの魅力を伝えている
・超レアなビールも飲める
・ビールマニアが海外から来ていて交流も楽しい
・めしがうまい
・おいしいコーヒーも飲める
・楽しい
・新しいビールを発見したり、面白い人とのつながりが増える
・酔ってもマナーを守る人々

MBCTのここがダメ
・トイレが和式
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2019年7月追記)
MBCT2019も開催決定!今年は2019年9月14日〜15日、渋谷駅すぐのストリームホールが会場になります(トイレも今年は洋式だ!)。チケットは絶賛発売中。FBのイベントページで、今年参加のブルワリーが確認できます→こちら

ミッケラーのメルマガに登録するとゴールドチケットが当たるキャンペーンも!こちらは8月15日締切です。

クラフトビールのブームでここ数年、夏になると各地でビアフェスが盛り上がっていますが、北欧クラフトビールの底力を味わえるMBCTは、やっぱりワンアンドオンリーな存在。北欧でクラフトビールのおいしさに目覚めた私にとっては、特別なMBCT。今年も楽しみたいと思います!