ストックホルムの妖精

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ストックホルムの名物ビンテージ店オーナーで、ビンテージ専門雑誌『RETRO』の編集長も務めるマグヌスさんからメールが来ました。取材をさせてもらった『北欧レトロをめぐる21のストーリー』を受け取ったらしく「What a book! You’re simply the best!」なんて感涙ものの言葉が。取材対象から褒めてもらうのはとても嬉しいものですし(ほっとひと安心でもあります)、マグヌスが作っているRETROは私の憧れの雑誌でもあり、その編集長からの言葉ですから!

彼のお店、モデルナ・マグヌスはビンテージ好きの間では有名店。彼がRETROの編集長としても働いていると知った時は驚きと同時に妙に納得してしまいました。だからあれだけマニアな雑誌が作れるのか、と。そして今回の取材が縁で、『RETROリサ・ラーソン日本語版』の作業をすることになりました。

この日本語版はスケジュールがかなりタイトだったんです。これ日本語にすると長くなりすぎるからどうしよう?この情報は日本の読者には必要ある?そんなやり取りを日々、豪速球でやり取りしていました。でも合間合間にいきなり「フリーマーケットでこんなにゲットしたよー」なんてメールが来たり(トランクにぎゅーぎゅーにビンテージを詰めた車の写真が添付されている)、突然「ではよい週末を!」とやりとりが打ち切られたり……スウェーデン人、残業しない説は本当だったかと何度も感服いたしました(RETROでもう一人の編集長を務めるヴィヴェカ曰く「出版業界はさすがに残業あるわよう」って言ってましたが)。

私もマイペースだけど北欧ビンテージのお店をやっているのよ、と話したら「じゃあ僕の店と姉妹店にしよう!そしたら僕達いきなり2店舗のオーナーになれるよね」。冗談を言うのはいいんですが、真顔だから一瞬本気にするじゃないですか。

じつは私と夫は影でこっそり彼のことをストックホルムのトロールと呼んでいます。だってどこか浮世離れしていて妖精みたいなんですもん。

9月に行われた銀座松屋でのリサ・ラーソン展で、初来日。レセプションパーティでは北欧好きな若者達に囲まれ、人気者でしたね〜。そういえばレトロ本の仕上げで「あとがき」に何か写真を入れようということになった時も、私は無難に可愛い子ちゃんにしましょうと言ったのですが、編集のジュウ・ドゥ・ポゥムさんチームはマグヌス推し。早々に本を読んでくれた友人達からも「マグヌスさん、いいわ〜、気になるわ〜」との声多数。やっぱり、ただものじゃない感じ、妖精オーラが出ているんじゃないかと思います。そう、ストックホルムに暮らすビンテージの妖精ですよ。

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本に載せちゃおうかなあ……と迷ったマグヌスの店の奥の写真。洗い場にはベルサとか北欧ビンテージの有名どころがごろごろしてました。

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来日時にみんなで夕食へ行った時の一枚。スウェーデン人にトンカツ屋は好評みたいですよ!確かに豚肉よく食べますもんね。左はRETROスタッフのニーナさん、右は日本在住で今回の来日のコーディネーターをされていたダーグ・クリングステッドさん。じつは私、ダーグさんとは以前にエルゴノミデザインの取材でお会いしたことがありました。すごい偶然です!

冒頭の写真で、マグヌスが手にしているのはリサ・ラーソンの作品。あ、ちなみにレトロ本のマグヌスのお店を紹介しているページで、リサの「おばけねずみ」の写真を選んだのは「RETRO リサ・ラーソン特集号」への密かなオマージュです。

1件の返信

  1. 2017年2月2日

    […] 葉をいただいて、今年どこかでオーランド島に行きたいと真剣に考えています。ちなみにペーテル氏に似ている知人とはストックホルムの妖精こと、ビンテージの鬼、マグヌスさんです。 […]