アラビア博物館
フィンランドを代表する陶器メーカー、アラビア。140年の歴史をもち、
フィンランドの家庭には必ずあるといわれます。フィンランドでなぜアラビアか?といえば、
ヘルシンキのアラビア地区に由来しています。
1階にはアウトレットショップがあり、B級品が安く買えたり、この工場限定マグがあったり、
品揃えも豊富で観光客にも大人気。同じグループのフィスカースやハックマンの製品もあり、
店の反対側には寝具やムーミン柄のテキスタイルで有名なフィンレイソンもあります。
そして9階には歴代のアラビア作品を展示した博物館があり、
カイ・フランクやウッラ・プロコペといったアラビアの黄金時代を築いた
デザイナー達の作品を時代とともに追うことができます。
カイ・フランクによる作品たち。彼のデザインこそが、
現在、私達が持っているアラビアの根本的なイメージを
作り上げたと言ってもいいでしょう。無駄な装飾を省き
シンプルな美しさを追求した器は、機能性にも優れています。
当時のポスターも素敵です。
女性デザイナー、ウッラ・プロコペやエステリ・トムラの代表的な作品も。
北欧ヴィンテージ好きにはたまらないコレクションです。
博物館手前のラウンジで、ちょうどハックマンの
新作発表パーティが始まっていました。
運良く、パーティにも入れていただき
器使いや空間の素晴らしさなどに見惚れていると…
どこかで見かけたことのある男性が…
オイヴァ・トイッカ!!ご本人です!!!
オイヴァ・トイッカといえば、このガラスの鳥のオブジェ、
バードシリーズがとくに有名。国民的デザイナーです。
思わず写真を一緒に撮っていただいて、
本にサインをいただいて大興奮してしまいました。
さてこの建物内にはヘルシンキ市図書館も入っています。
置いてある椅子や棚などもやっぱり北欧らしいデザイン。
アールニオのバブルチェアも置いてありました。